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【RPAR】レイ・ダリオ式ETFをご紹介

昨日、レイ・ダリオ式ポートフォリオである『オール・シーズンズ戦略』をご紹介いたしました。

 

umejiro330.hatenablog.com

 しかしながら上記は自らポートフォリオを組み、リバランスを行う必要があり、やや面倒なものでもあります。

『オール・シーズンズ戦略』を実践してくれるETFがあればうれしい…そんな投資家の望みを叶えてくれるETFである、RPARをご紹介します。

日本の証券会社ではまだ販売しておりませんが、世界的に人気が高まっているそうです。

 

RAPRとは

まず、RAPRが何なのか、ご説明いたします。

ブリッジウォーターとバンカメ出身者が組成したETF

RPAR(Risk Party ETF)は、レイ・ダリオ氏率いるヘッジファンドであるブリッジウォーターの元マネージャーと、バンクオブアメリカの元コンサルタントにより組成されたETFです。

そもそもブリッジウォーターのファンドは超富裕層にしか門戸が開かれていなかったものです。

それを一般投資家が購入して実践できるようになったことだけでも十分価値があります。

アセットアロケーション

アセットアロケーションは下記の通りです。

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RPARのアセットアロケーション(出典:https://rparetf.com/rpar/fact-sheet)

『オール・シーズンズ戦略』とは若干割合が異なりますが、

・株式

・中期国債

・長期国債

・金

・商品

で組成されていることに変わりはありません。

ポートフォリオ内の商品シェアは下記の通り。

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ポートフォリオ内の商品シェア(出典:https://rparetf.com/rpar/fact-sheet)

先物MSCIといった米国以外の投資先商品も含まれており、国際的に分散された投資商品となっております。

経費率は0.50%とのことで、VTIの経費率が0.03%であることを考えると高額です。

これを高いと捉えるか、リバランスや買い付けの手間が省けると考えるかはあなた次第です。

実績

RPARは発売開始が2019年12月とまだまだ歴史が浅いETFです。

そのため追える期間は短いですが、ちょうどコロナショックという検証機会があったので見てみましょう。

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RPAR実績(出典:Google検索)

コロナショックで2%ほど価格下落がありましたが、その後上昇し、結果発売開始からのリターンは+6%です。

コロナショックで株価は大きく下落しましたが、債券価格は上昇しており、債券の割合が高いRPARではコロナショックはむしろプラス要因といて働いていると思われます。

 

日本の証券会社で取り扱いなし

このような、レイ・ダリオ式ETFであるRPARですが、残念ながら日本の証券会社での取り扱いはありません。

アメリカの証券会社を開設し、海外送金するというのもありですが、費用を考えるとあまりお勧めできないですね。

私は楽天証券に要望を出しておきました。気長に待ちましょう。

 

まとめ

レイ・ダリオ式ETFであるRPARをご紹介しました。

先物アメリカ以外の商品にも投資をすることで国際的に分散されています。

また、販売開始から期間は短いですがリターンも狙えそうです。

残念ながら日本の証券会社での取り扱いはないですが、気長に待ちましょう!