やっぱり来た、厚底シューズ規制のお話
規制vs規制なしの読み合い
年始の箱根駅伝で、多くの箱根ランナーによって用いられていたナイキの「ヴェイパーフライ」シリーズ。
記事の最後で、『国際陸連がシューズの調査をしている』と書いたばかりでした。
umejiro330.hatenablog.com
1/15に、その靴が禁止されるかもしれないという報道が流れました。
『ヴェイパーフライ』は、国際陸連の規則に反する?
headlines.yahoo.co.jp
ヴェイパーフライは、他のシューズに比べてエネルギー消費量を少なくすることで、結果ランナーの記録を伸ばすことが出来るシューズです。
この靴を履くだけで、軽く、推進力を感じられるという、ナイキの研修成果の賜物ですね。
国際陸連のルールに反するかどうかが問題
国際陸連は、シューズについて
競技に使用されるシューズはすべてのランナーが合理的に利用可能でなければならず、不公平なサポートや利点を提供するものであってはいけない
というルールを出しており、それにこのシューズが反するのかどうかが論点となっております。
日本の陸連の規則ではどうなのか
日本の陸連の規則では、シューズの扱いはどうなっているのでしょうか。
陸連の規則では、
「競技の時靴を履く目的は、足の保護安定とグランドをしっかり踏みつけるためである。しかしながら、そのような靴は、使用者に不正な利益を与えるようないかなる技術的結合も含めて、競技者に不正な付加的助力を与えるものであってはならない。」*1
とされています。
国際陸連にしても、日本陸連にしても論点は同じで、
合理的か・不公平かどうか
というところですが、個人的な意見としては
・多くの世界で既に多くのランナーが用いており、もはや『不公平』には当たらないのではないか
・とはいえ、合理的か、不公平かは、陸連が判断すれば良い
というところですね。
大迫傑「早く決めてくれ」
ヴェイパーどうのこうの記事に疲れている人多いはず🙋
— suguru osako (@sugurusako) 2020年1月15日
どっちでも良いからさっさと決めてくれーい!
僕ら選手はあるものを最大限生かして走るだけ!それだけ!🏃♂️ https://t.co/NyLrlvqiuE
シューズの話が長引けば長引くほど、現場のランナーが振り回されることになります。なるべく早く決着を出してあげてほしいものです。