PASMOやICOCA残高をすぐに反映できる『ICカードリーダ』が便利
iPhoneのWallet機能は便利だが弱点あり
iPhoneの機能の一つとして、Apple PayにSuicaを紐づけることで、タッチで改札を通ることが出来るというものがあります。
最近では、定期券をネットで購入することが出来るようになり、更新前に長い行列を作って待つという手間もかからなくなりました。時代の進歩を感じます。
更に、Apple Payと紐づけることでマネーフォワードのような家計簿アプリに自動的に取引が記録することが可能になり、家計の可視化をすることが出来ます。
ただ、非常に便利なSuicaなのですが、弱点があります。
それは、JRを利用する路線しかネットで定期券を作ることが出来ない点です。
具体的にどのようなケースで使えないかを示してみると
〇JRだけに乗る
△JRと私鉄を乗り継ぐ
×私鉄だけ、地下鉄だけに乗る
業績悪化の地銀への助け舟?SBIの地銀連合構想
地銀の下げが止まらない
headlines.yahoo.co.jp
地方銀行の悪いニュースが止まりません。第三四半期も6割の銀行が業績悪化となっています。
マイナス金利で金利収益は狙えず、投信の手数料も下がる一方、リスク資産を持った投資も出来ないとなれば本業に差し障りが出てくるのはどうしようもないでしょう。更に都心以外の人口は減少する一方で、もはや改善の余地なし、というようにも見えます。
しかし、最近ではこんなニュースも飛び込んできています。
www.nikkei.com
島根銀行といえば、2020年第二四半期、第三四半期と赤字を出している、厳しい金融機関の一つです。
その島根銀行の投資信託や債券口座を全てSBI証券に譲渡するということです。
ここにはSBIが掲げる『地銀連合構想』があります。
『地銀連合構想』
SBI自ら持ち株会社を設立し、その持ち株会社を通じて地方銀行の支援を行うのが『地銀連合構想』です。
具体的には地銀とのシステムの共同化、SBIの商品やサービスの提供、人材育成の支援をすることで、持続的な地銀の発展を助けるのが狙いのようです。
その中でも面白いと思ったのが、『システムの共同化』です。
『システム共同化』は既に進行中
『システム共同化』は既に進行中で、その中でも個人的に大本命だと考えるのが勘定系システムの共同化です。
勘定系システムとは、銀行業務の中心である預金や融資、振込を実行する際に用いられる銀行の基幹的システムです。
一方で、基幹的なシステムである故に維持コストが高く、ネットの発達もあり度々の刷新が求められるものの、システムそれ自体では利益を生まないことから、勘定系システムに対して投資が進まないケースがあります。
最近話題になった、『みずほ銀行システム統合 苦悩の19年史』では、勘定系システムへの大規模投資を行わず部分的な回収を進めていった結果システム自体がブラックボックスとなり障害を発生させた例や、勘定系刷新のために、19年合わせて8,000億円以上の投資が必要となったこということが記されています。
ただ、8,000億円の投資はみずほ銀行だからできた話で、赤字続きの地方銀行にとっては投資必須の箇所でありながら資金が無く投資が出来なることが今後往々にして想定されます。
そこで、SBIは厳しい地銀と連合して、勘定系システムを共同化することで各銀行のITコストを下げようと考えました。
これは地銀にとってはコスト削減が出来る一方で、SBIにとっては地方銀行の勘定系インフラとなることで各行から手数料が回収できるというWin-Winの関係となっています。
インフラを抑えるというのはどの業界でもシェアを拡大するにあたって行われてきたことです。
例えばクラウドであればAmazon、クレジットカードであればVISAやマスターカード、国内決済であればNTTデータと、名だたる有名企業が並びます。
SBIは地銀連合を行うことで「第4のメガバンク」になることを謳っています。実は地銀の預金シェアは全体の20%を占めており、今後大手行が参入するようなことがあれば、メガバンクと競争する未来もあり得るのではないかと、想定しています。
GDPにコロナ、日経平均続落…日本を憂う前に自分で身を守ろう
今日、Twitterを見ていると、面白い動画を見つけました。
お馴染みの総統閣下シリーズです。
株つらいので手慰みに。
— 遅咲きの桜(資本主義の豚) (@latebloomcherry) 2020年2月14日
高配党の悲劇。(一部スパイ有) pic.twitter.com/rUakC0cBgI
日産は、13日に第三四半期までの業績見通しを下方修正し、また、株式に関しては2009年以来の無配となりました。
GDPにコロナウィルス…日本は大丈夫か?
また、本日,内閣府が2019年9月~12月の実質GDP成長率は▲6.3%と、市場予想の▲3.9%を大きく下回りました。
これに加え、日本国内でコロナウィルスの感染が拡大しており、経済への影響を考えると、2020年1月~3月の実質GDP成長率
までもがマイナスの可能性があります。
www.nikkei.com
最速で経済的自立?アメリカで流行るFIREについて考える
FIREとは
アメリカのミレニアム世代で流行する、『FIRE』という考え方があります。
FIRE自体は、英語では「クビになる」という意味を持っておりますが、決して自分でクビになることを意味しているわけではありません。
Financial Independence and Retire Early の頭文字を取ったもので、経済的に独立し、お金のために働く必要がない状態になることを示しています。
リタイアの概念を変える
日本を含め、世界で仕事をリタイアするというのは、定年まで働き続けることを意味しています。定年まで働くことで資金を貯蓄し、老後に備えるわけですね。
しかし、人生の中の貴重な時間の多くを費やしてまで働くことに意味があるのだろうか?と考えたのがミレニアム世代です。
彼らは、自分の時間を確保するために、なるべく早い段階で資産を確保し、アーリーリタイアすることを考えました。本書はミレニアム世代の一人である筆者がアーリーリタイアするための方法論をまとめたものです。
内容は実際に読んでみてもらうのが良いと思うのですが、一部面白かった箇所を抜粋してご紹介します。
早くリタイアするために必要な資金はいくら?
最近、金融庁が老後に必要な資産として『2,000万円』と話して話題になりました。
ただ、老後に必要な資金はそれぞれの生活水準によって異なるはずです。
そのため、我々はリタイアするにあたって必要な資金を予め計算し、それに沿って毎年必要な資金を準備する必要があります。
本書で書かれている、リタイア後の資金の計算方法をご紹介いたします。
今時点での、年間生活費を考える
FIREの考え方では、アーリーリタイアするためには今の生活水準を上げることなく日々を暮らしていくことが必要とされています。それは今の生活水準を基に必要資金を計算しているからです。
実際にやってみましょう。
2019年度にかかった費用をすべて計算します。食費や住宅費、保険料や移動費すべてを洗い出して今どれくらい使っているのかを計算するのです。
ここでは、年間にかかる費用を200万円としましょう。
かかる費用を全て株式の収益でまかなうには?
資産を貯金ではなく、投資をすることで元本を減らさずに安心して生きることが出来ます。
株式や不動産など、投資を行うことで年間に得られる収益率を7%だとしましょう。
その場合、年間にかかる費用200万円を投資の上がり益だけで賄うには、
200万円÷7%=2,857万円が必要だと分かります。
実際に必要な金額を計算すると…
上記の2,857万円は、株式投資の上がり益を全て生活費に用いることを仮定していますが、これは条件が厳しすぎますよね。例えば
・少しの贅沢も出来ない
・急な出費に対応できない
ということが想定されます。
そこで、投資の収益率よりも、元本に占める生活費を下げることを考えてみましょう。
ここでは、元本に占める生活費を4%置いてみます。そうすれば、
投資の収益率7%>元本に占める生活費4% となるので、元本から生活費を崩しても残りの3%で元本を増やし続けることが出来ます。
その場合の必要な金額は、
200万円÷4%=5,000万円です。これが、アーリーリタイアするために必要な資金です。
5,000万円貯めるのは難しい?
5,000万円というと、果てしない数字に見えますよね。
アーリーリタイアするとして、毎月貯金だけで必要な金額を見てみましょう。
15年でリタイアするとしても、月28万円の貯蓄…普通に考えれば実現可能な数字には見えませんね…
ただ、ここで貯金するのではなく、投資することを考えましょう。株式の収益率を7%として考えれば、複利の効果で元本が年数とともに大きくなります。『FIRE』の筆者が作成した計算式を基に必要な金額を求めると下記の通りです。
先ほどの表と比較してみてください。例えばリタイアまで20年頑張るとして、貯金だけだと月21万円必要なのが、投資すれば月10万円と半分で済みます。これは驚きですね。
株式投資でなくても、SP500などに投資する投資信託でも同様の収益率が狙えます。実現不可能な数字では無くなりました。
その他にもいろいろ参考になった
上記の、将来に必要な資産額を計算するほかにも、色々実践しようと思うことがありました。
・毎日5ドルを積み立てる(毎月の積立とは別に)
⇒毎日積み立てることで月間150ドル(≒15,000円)を貯蓄できます。月の後半で厳しくなれば積み立てを辞めればOKなので気楽ですね。
・毎月、貯蓄率を1%ずつ上げる
⇒一気に10%上げたりすると辛くなるものですが、気づかない程度に上げていけば痛みを感じることは少ないですね。
上記以外にも、収入の増やし方や株式投資、不動産のやり方、副業のやり方など、アーリーリタイアを実現するための様々な方法が記載されていましたので、一度読んでみるのはいかがでしょうか?
関連記事です。
『FIRE』の考え方で資産を蓄えられた後、使うフェーズになった際に直面する『利回りの順序リスク』について記載しています。
【米国株投資】MAGAハットとMAGA相場
MAGAハットは襲撃、MAGA相場は歓迎
アメリカのトランプ大統領が度々用いているスローガンで『Make America Great Again』があります。
そのフレーズが書かれている帽子(『MAGAハット』)を、トランプ大統領支持者が被っていると
リベラル派に襲撃されるそうです。
www.trumpnewsjapan.info
一方で、米国株のMAGAについては、投資家から歓迎されているようです。
クレジットカードの券面はだんだんシンプルになる
昨日、クレディセゾンが最短5分で利用開始できる決済サービスを提供するとニュースになりました。
www.itmedia.co.jp
記事によると、アプリ上でカード番号を確認でき、スマホ決済機能としてiDやQuicPayと連携するとのこと。
上記ニュースもそうなのですが、個人的に気になったのが、クレジットカードを発行する際の券面。
そう、クレジットカード番号が記載されていません。
今、日本でも徐々にクレジットカード番号を記載しないカードが出回り始めています。
クレジットカード番号を表面に記載していた理由
そもそもクレジットカード番号を券面に記載していた理由なのですが、かつて、今のようにネットワークが発達していない時代に、クレジットカード番号を転写することで証跡としていた時代があったからです。
券面に番号を書くのと同時に、エンボスと呼ばれる凹凸加工をすることで転写が出来るわけですね。
下の動画で、実際にカード番号を転写している様子が見れます。
【インプリンタメンテナンス】M-220型
しかし、今では決済ネットワークの発達でエンボス加工は不要になり、券面に番号が書かれるのみになりました。
加えて、Suicaのような電子マネー系カードでは発行当時から券面に番号が書かれない(裏面に書かれている)形で流通されるようになり、遂に最近ではクレジットカードでも番号が書かれなくなった、というわけです。